ボスの娘を捕まえた。 せっかく父親に会えたっていうのに彼女の表情は暗い。 ボスの態度が冷たいからかな? 時折寂しそうな顔もするから、なんだか可哀相になってきて、 ぼくは毎日彼女を可愛がってあげた。 そして、ある日突然ボスは「トリッシュを殺すのはやめだ」と言った。 ぼくも彼女は殺すんじゃなくて生かして可愛がった方が良いと思う。 その日からボスは毎日トリッシュを可愛がるようになった。 トリッシュもお父さんに抱かれて気持ちよさそうにしていた。 きっと嬉しいんだろうな。 ある日、彼女の服が破けていたから、家にある物で直してあげた。 ぼくも段々トリッシュを愛し始めていた。 「ぼくがいい兄ちゃんになってやるからね…」 彼女はお父さんからもお兄さんからも愛されるようになっていた。